モデル
Claude Fable 5.1:料金、仕様と Claude Code での使い方
Claude Fable 5.1 は、Anthropic が一般提供している中で最も高性能なモデルで、高度な推論や長時間のエージェント作業向けに 2026 年 9 月 1 日にリリースされました。この記事では、公式の仕様と料金、Fable 5 や Opus 5.5 との違い、Claude Code での使い方をまとめます。仕様と料金は、Anthropic の Fable 5.1 モデルページと料金ページから取得し、2026 年 11 月 2 日に確認したものです。
- モデル ID は
claude-fable-5-1。コンテキストウィンドウは 1M トークン、出力は最大 128K トークン、知識のカットオフは 2026 年 6 月です。 - 料金は入力 100 万トークンあたり $10、出力 100 万トークンあたり $50 で、Opus 5.5 の 2.5 倍、Sonnet 5.5 の 5 倍です。キャッシュ読み取りは入力価格の 0.025 倍の $0.25 です。
- Fable 5 と同じ料金で、キャッシュ読み取りは Fable 5 の 4 分の 1 です。Fable 5 からの移行には 4 つの破壊的変更があります。
- Anthropic は、ほとんどの作業をまず Opus 5.5 で始め、高い effort の Opus 5.5 でも足りないときに Fable 5.1 へ移るよう勧めています。
- Claude Code は v2.1.257 以降が必要です。ゲートウェイやリレー経由では
/model claude-fable-5-1で選びます。
公式の仕様
| 項目 | Claude Fable 5.1 |
|---|---|
| モデル ID | claude-fable-5-1(Bedrock では anthropic.claude-fable-5-1) |
| リリース日 | 2026 年 9 月 1 日。提供終了は 2027 年 9 月 1 日より前にはなりません |
| コンテキストウィンドウ | 1M トークン |
| 最大出力 | 128K トークン |
| Thinking | アダプティブ、常にオン |
| デフォルトの effort | high |
| 相対的なレイテンシ | 遅め(現行 4 モデルのうち最も遅い) |
| 入力 → 出力 | テキストと画像 → テキスト |
| 信頼できる知識のカットオフ | 2026 年 6 月 |
現在のトークナイザーでは、1M トークンはおよそ 250 万 Unicode 文字に相当します。Claude Mythos 5.1 は Fable 5.1 と仕様・料金が同じですが、Anthropic の検証プログラムで認定された組織だけが利用できます。
料金
| 項目 | 100 万トークンあたり |
|---|---|
| 入力 | $10 |
| 5 分キャッシュ書き込み | $12.50 |
| 1 時間キャッシュ書き込み | $20 |
| キャッシュ読み取り | $0.25(入力 × 0.025) |
| 出力 | $50 |
| Batch API | 入力と出力が 50% オフ |
Fable 5.1 のキャッシュ読み取り倍率は、全モデルの中で最も低くなっています。ほとんどのモデルは 0.1 で、Opus 5.5 と Sonnet 5.5 は 0.05 です。長い Claude Code セッションではトークンの大半がキャッシュから読み戻されるコンテキストなので、Fable 5.1 と Opus 5.5 の実際のコスト差は、定価の 2.5 倍より小さくなるのが普通です。ただし出力は 100 万トークンあたり $50 のままなので、出力の多い作業は高くつきます。全モデルの料金は Claude API 料金にあります。
Fable 5 と Opus 5.5 との比較
| Fable 5.1 | Fable 5 | Opus 5.5 | |
|---|---|---|---|
| 入力 / 出力 | $10 / $50 | $10 / $50 | $4 / $20 |
| キャッシュ読み取り | $0.25 | $1 | $0.20 |
| 用途 | 高度な推論、長時間のエージェント | 前世代。引き続き利用可能 | 長時間のコーディングとナレッジワーク。最初に選ぶモデル |
| デフォルトの effort | high | — | medium |
Anthropic によると、Fable 5.1 は Fable 5 を拡張し、長時間のエージェント型コーディング、複数ステップの調査、ドキュメント・スプレッドシート・スライドの作成が強化されています。API を直接呼び出すコードを Fable 5 から移行する場合、4 つの破壊的変更があります(What's new in Claude Fable 5.1)。
- ツール使用の強制はエラーを返します。
- Fable 5.1 の thinking ブロックを読めるのは Fable 5.1 と Mythos 5.1 だけなので、ほかのモデルがそれを使って会話を続けることはできません。
- 過去のターンを編集すると、それ以降の thinking ブロックが無効になります。
- 一部のアドバイザーツールの組み合わせは、サポートされなくなりました。
追加された機能は、会話の途中での effort 変更、ターン単位のシステムメッセージ、ツール呼び出しの間に表示される読みやすい進捗更新(3 つともベータ)に加えて、キャッシュ読み取り価格の引き下げとコンテンツの出所情報です。Claude Code では、これらは Claude Code 側で処理されます。
Fable 5.1 が向いている作業
Anthropic のモデル概要には、迷ったらまず Opus 5.5 から始め、高度な推論や長期的なエージェント作業、または高い effort の Opus 5.5 でも評価が足りないときに Fable 5.1 を使う、とあります。Claude Code のモデルガイドは、Fable を 1 回の作業では終わらない大きなタスクに向くと説明しています。長い自律セッションを続け、行動する前に調べ、成果物をより頻繁に検証するからです。
Claude Code のドキュメントでは、次のことが勧められています。
- 手順ではなく結果を伝える。望む結果を渡して、進め方はモデルに任せます。
- 曖昧な問題を任せる。根本原因の調査、障害のデバッグ、アーキテクチャの判断では、追加の調査が効きます。
- 検証のリマインドを省く。あまり促さなくても、自分で結果を確認します。
- 大きめのタスクを渡す。普段なら分割するような作業を、そのまま任せます。
小さな修正、1 つの関数、質問なら、Sonnet 5.5 か Opus 5.5 のほうが速くて安く済みます。モデルごとの使い分けは Claude モデルの選び方にあります。
Claude Code での使い方
Fable はどのアカウント種別でもデフォルトのモデルではないので、自分で選びます。Fable 5.1 には Claude Code v2.1.257 以降が必要で、それより古いバージョンからのリクエストは失敗します。先に claude update を実行してください。
Anthropic のドキュメントによると、ゲートウェイやリレー経由では、完全なモデル ID で Fable 5.1 を選びます。Claude Code で次を実行します。
/model claude-fable-5-1
1 セッションだけ使うなら、次のように起動します。
claude --model claude-fable-5-1
すべてのセッションをこのモデルで始めるには、~/.claude/settings.json に設定します。
{
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://corecode.live",
"ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "sk-your-key"
},
"model": "claude-fable-5-1"
}
Claude Code は Fable 5.1 をデフォルトで high の effort で動かします。変更は /effort で行います。セッションの途中で Fable に切り替えると、次のターンでコンテキスト全体が書き込み価格でキャッシュに書き直されるので、モデルはタスクの開始時に選んでください。
セーフティ分類器と自動フォールバック
Fable モデルはセーフティ分類器つきで動作し、サイバーセキュリティと生物学の内容に最も多く反応します。分類器がリクエストにフラグを立てると、Claude Code は別のモデルで再実行します。生物学は Opus 5、サイバーセキュリティは Opus 4.8 です。セッションは、/model で戻すまでフォールバック先のモデルのままになります。CoreCode は Opus 5 と Opus 4.8 も提供しているので、フォールバックは Anthropic API と同じように動作し、再実行されたリクエストはフォールバック先モデルの料金で課金されます。
CoreCode 経由で使う
CoreCode の Claude グループは、Claude 满血(仅限CC)(Claude Code 専用)と Claude 满血(可外接)(任意のクライアント)のどちらも claude-fable-5-1 を提供しており、応答は Anthropic の公式 Claude アカウントが返します。グループの比較はグループにあります。
Fable は提供コストが高いため、CoreCode での割引は、ほかの Claude モデルより小さくなります。現在の料金は、コンソールから 10 分ごとに同期される料金表で確認できます。使い始めるにははじめてのガイドを参照してください。
FAQ
Fable 5.1 と Mythos 5.1 はどう違いますか?
仕様と料金は同じです。Mythos 5.1 は、Cyber Verification Program など Anthropic のプログラムで認定された組織だけが利用でき、Fable 5.1 はすべての API ユーザーに開かれています。
Fable 5.1 は Opus 5.5 よりどれくらい高いですか?
定価では、入力も出力も 2.5 倍です。キャッシュ読み取りは $0.25 対 $0.20 なので、キャッシュがよく効く長いセッションでは、全体の差は 2.5 倍より小さくなります。
Fable 5.1 を選んだら Claude Code でエラーになる
claude --version を実行し、v2.1.257 より古ければアップグレードしてください。それでも失敗する場合は、/model が claude-fable-5-1 になっているか確認し、エラーを参照してください。
コンテキストは 1M ですか? [1m] は必要ですか?
もともと 1M トークンです。追加の設定は要りません。
参考資料
- Anthropic: Claude Fable 5.1(仕様、モデル ID、リリース日と提供終了日。2026 年 11 月 2 日に確認)
- Anthropic: Pricing(料金とキャッシュの倍率)
- Anthropic: Models overview(モデルの選び方、相対的なレイテンシ)
- Claude Code: Model configuration(Fable の選択、バージョン要件、デフォルトの effort、自動フォールバック)